情報伝達の基本は、相手の記憶にある言葉を使うこと。比喩表現(何かにたとえること)は、この基本を利用した手法の一つです。
特に、抽象的でわかりにくい概念を伝えるときに、私たちは日常的に比喩表現を使っています。
たとえば、保険や運用などかたちのないしくみは、比喩表現(旅や実のなる木などのたとえ)を施すと、理解しやすくなります。
ただし、金融商品や公的制度は、正確さが重要なので、比喩によって誤解を生まないか精査することも大切です。
たとえるものは、誰もが知っているもの、人によってイメージが変わりにくいものが有効です。
※比喩表現の例は、谷口一美著『認知言語学』ひつじ書房を引用しました。